ラーメンは食べてはダメ?
こんにちは!
12月に入り、今年も残り1ヶ月となりましたね。
栄養相談では「ラーメンは我慢してます」「止めました!」とお話して下さる方は多いですが、やはりラーメンは美味しいので我慢するのも大変ですよね。
何となく栄養バランスが悪いイメージはあると思いますが、ラーメンと上手に付き合うために、今回はなぜ控えた方が良いのか、また、食べる際の注意点をご紹介したいと思います。
ラーメンを控えた方がよい理由として、以下の2点があります。
①炭水化物、脂質、塩分が多く、エネルギーも決して低くない
味にもよりますが、栄養バランスが偏りやすいメニューです。
②早食いになりやすい
麺類は噛まなくても飲み込みやすく、早食いになりやすいです。
早食いは満腹感を得るのに時間がかかる為、食べ過ぎにつながりやすく、食後の高血糖、体重増加の原因になります。
そこで、ラーメンは毎日ではなく、頻度は多くても1~2回/週、昼食に召し上がるのが理想です。
そしてラーメンを食べる際には、下記の点に注意して頂くことをお勧めします。
①なるべくノンフライ麺を選ぶ
ノンフライ麺は、揚げ油を使わずに温度や湿度を調整して作られている為、フライ麺と比べてエネルギーと脂質が抑えられます。
②添付の調味量は全て使わず残す、塩分の多い食品は意識して減らす
カップ麺の塩分量は約4~6gで、スープに多く含まれています。
添付の調味料は全て使わずに残し、汁もなるべく飲まずに残すのが理想です。
また、ラーメン以外の食事は塩分の摂りやすい汁物や漬物、加工品は控えて、調味料の使い方にも気を付けましょう。
(一日の食塩摂取目標量については「減塩のすすめ」をご覧ください)
③不足しがちなタンパク質や野菜を追加して先に食べる
前日の残りのおかずや冷凍食品等でも構いません、タンパク質と野菜を追加しましょう。
保存の効く乾燥わかめや、スーパーやコンビニで100円程度で売っているスライスねぎなどを入れるのもおすすめです!
④主食の重ね食べはしない
麺の大盛りや、ミニ丼、おにぎりと一緒に食べてしまうと、高エネルギー・食後高血糖の原因になります!
ここはぐっと我慢しましょう。
この他にも、袋麺やカップ麺など、ラーメンには食品添加物が多く使用されており、腎臓に負担がかかる可能性も否定出来ません。
食べないという選択肢もありますが、工夫次第で選択肢は広がり、食事をより楽しんで頂くことができます。外食の際も③④の注意点を意識してください。
今月はクリスマスや忘年会の予定もあると思います。飲み会の後の〆のラーメンは…やめましょうね笑
適量意識とちょっとした工夫で楽しい年の瀬になりますように!
管理栄養士/日本糖尿病療養指導士 赤羽