アルコールは「ドリンク」で把握しましょう!
みなさん、こんにちは。
ブログでも何度か取り上げてきたアルコールとの付き合い方ですが、今回は飲酒量を「ドリンク」という単位でカウントする方法についてご紹介します。
「純アルコール量」を、純アルコール量10g=1ドリンクとしてわかりやすく「ドリンク」に換算して自分の飲酒量を把握しよう、というのが今回のテーマとなります。
今年の2月に厚生労働省から公表された「健康に配慮した飲酒に関するガイドライン」の中で、生活習慣病のリスクを高める飲酒量について、1日の純アルコール量は、男性で40g以上、女性は20g以上としています。
そして適度な飲酒量は男性2ドリンク以下、女性1ドリンク以下としています。
また厚生労働省が推進する国民健康づくり運動「健康日本21」によると、「節度ある適度な飲酒」とは、「通常のアルコール代謝能を有する日本人においては、1日平均純アルコールで約20g程度である」とされています。
まずは純アルコール量の計算の仕方をご紹介します。
☆ 純アルコール量=お酒の量(ml)×アルコール度数(容量%)/100×0.8
次にアルコール度数5%のビール(500ml)を例に、純アルコール量とドリンクを計算します。
ビール500mlの純アルコール量=500ml×5%/100×0.8 =20g
缶ビールの純アルコール量は20gとなり、純アルコール量10g=1ドリンクですから、2ドリンクとなります。
参考までにドリンク換算表を載せておきます。
ビール 5% |
ワイン 12% |
日本酒 15% |
缶チューハイ 7% |
500ml |
グラス1杯 |
1合 |
350ml |
2ドリンク |
1ドリンク |
2ドリンク |
2ドリンク |
ついつい飲みすぎてしまう方は、よく飲むお酒のドリンク数を覚えておくと、簡単に自分が何ドリンク飲んだか把握することができ、適度な飲酒量に近づけることができます。
大手の酒造メーカーなどは、缶やビンに純アルコール量を表記していますから、ぜひ参考にしてみてくださいね。
糖尿病の治療上、飲酒が好ましくない場合もありますので、飲酒可能かどうか主治医の先生に相談しましょう。
管理栄養士/東京糖尿病療養指導士 高橋