年末年始、飲みすぎにご注意を!お酒のお話
10月から入職しました管理栄養士の遠藤と申します。どうぞよろしくお願いいたします。
今年も年末が近づいてきましたね。
忘年会や新年会がある方もいらっしゃるかと思いますので、お酒についての話題です。
ただし、飲酒により血糖値のコントロールが悪化してしまう場合がありますので、飲酒をされる方はまずは主治医の先生とご相談くださいね。
最近は糖質オフやプリン体オフなど沢山の種類のお酒が売られていますが、皆さんは何を飲まれることが多いですか?
お酒は製造方法により、醸造酒・蒸留酒・混成酒の三種類に分けられます。
蒸留酒と呼ばれるウイスキーや焼酎、ブランデーなどは糖質がゼロであるため血糖値が上がりにくいということをご存じの方も多いかと思います。
ですが、糖質がゼロであるからと言ってたくさん飲んでいいわけではなく、1日の純アルコール量を守ることが大切です。
厚生労働省が推進する国民健康づくり運動「健康日本21」によると、「通常のアルコール代謝能を有する日本人においては、節度ある適度な飲酒として、1日平均純アルコールで20g程度である」とされています。
女性は男性の1/2~2/3程度が適当と考えられています。
★純アルコール約20gのお酒の量
ビール |
500mL(缶ビール1本) |
焼酎 |
100mL(約1/2合) |
日本酒 |
180mL(1合) |
ウイスキー |
60mL(ダブル1杯) |
ワイン |
200mL(グラス2杯) |
少ないなぁと思った方も多いかと思いますが、目安量を理解して飲酒することが大切です。
また、週に2日は休肝日を設け、肝臓を休めることも大切です。
アルコールのエネルギーは1gあたり約7kcalであり、度数が高くなると比例して1mL当たりのエネルギーも高くなります。
またアルコールは食欲増進作用があるため、おつまみの種類に気を付け、ダラダラ飲み続けることは避けるようにしましょう。
インスリンや経口血糖降下薬などで治療中の方は、食事をとらずに飲酒すると低血糖になることがあるので、食事と一緒にお酒を楽しむようにしましょう。
お酒のことや年末年始の食事についてもっと詳しくお聞きになりたい方はぜひ管理栄養士にご相談ください!
管理栄養士/日本糖尿病療養指導士 遠藤
参考文献:厚生労働省 e-ヘルスネット 飲酒のガイドライン
(2022年11月17日取得,https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/alcohol/a-03-003.html)