第7回 Tokyo Diabetes Cutting Edge Seminar
[2022.10.07]
本日、私も世話人を務める「Tokyo Diabetes Cutting Edge Seminar」が開催されました。本日第7回となる本会は国際医療福祉大学医学部教授 坂本昌也先生の座長により、順天堂大学医学部腎臓内科専任准教授 合田朋仁先生にご講演を頂きました。合田先生からは「CKDを合併した2型糖尿病の治療戦略」というタイトルで、腎臓の観点から見た、GLP-1受容体作動薬とSGLT2阻害薬の作用や効果の違いを分かりやすく解説頂き、大変勉強になりました。講演では、腎障害の進行を抑えることのできる薬剤が新たに登場したことで今後腎不全で人工透析が必要となる患者さんを減らすことができるようになったが、より大きな効果を得るためにはより早期から治療を開始することが重要であるというお話しが印象的でした。また、現在心不全の治療薬として「ファンタスティック・フォー」と呼ばれる4種類の薬剤が推奨されていますが、腎障害の治療薬として、ARB/ACE阻害薬、SGLT2阻害薬、GLP-1受容体作動薬そしてMR拮抗薬の4剤を挙げられており、大変興味深く拝聴いたしました。