シリアルの上手な選び方
こんにちは。皆さんは朝食に何を食べていますか。
手軽なコーンフレーク、グラノーラ、オートミールなどを食べている方もいらっしゃると思います。
お店で目にするコーンフレーク、グラノーラ、ブランといった、穀物を加工した食品全般のことをシリアルと呼びます。
どれも美味しくて、簡単に食べられる朝食の定番の一つですが、種類(商品)によって血糖値への影響も変わってきますので、それぞれの特徴を確認していきましょう。
コーンフレークはとうもろこしを主原料とし、砂糖入りの甘いものと甘くないタイプがありますが、食物繊維の量は少なめで、血糖値への影響は大きいといえます。
グラノーラはオーツ麦や小麦、ナッツなどを主原料とし、食物繊維の量は比較的多いのですが、スーパーでは砂糖入りのタイプ、ドライフルーツやチョコ入りタイプもあり、それらを選ぶと血糖値への影響が大きくなります。
ブランは小麦ふすまを主原料とし、砂糖を少し加えたものと甘くないタイプがありますが、食物繊維をとても多く含みますので、血糖値への影響はシリアルの中では一番小さいと言えます。商品により食物繊維の含有量や砂糖の使用量が異なりますから、しっかり栄養成分表示を確認することが大切です。
シリアル1食(40g)あたりの食物繊維含有量
シリアル(40g) |
食物繊維 |
コーンフレーク |
1.0g |
グラノーラ |
3.6g |
ブラン |
11.0g |
参考『エネルギー早わかり 第5版』 女子栄養大学出版部
またパッケージには糖質⚪︎%オフ、脂質⚪︎%オフと表記されているものがあります。血糖値が気になる場合には、糖質オフのタイプを選ぶようにしましょう。
ただ、朝食をシリアルだけにすると、血糖値への影響が大きくなりますから、ゆで卵や魚肉ソーセージなどのたんぱく質食品とミニトマトなどの野菜も一緒にとるようにしましょう。シリアルに果物をプラスしたい場合は、食物繊維が多く、糖質量も低いブルーベリーがオススメです。冷凍ブルーベリーであればコンビニでも手に入りますので、よければ試してみてくださいね。
管理栄養士/東京糖尿病療養指導士 高橋