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低温やけどにご注意ください

[2023.01.30]

寒い日が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか?

 

一般的に「やけど」というと、熱いものに触れた時におこる皮膚の赤みや水ぶくれを想像しますが、寒い時には、心地良く感じる44~50℃前後のものが長時間にわたって皮膚に直接触れ続けることでおこるやけどもあります。これを「低温やけど」といいます。

この「低温やけど」は膝から下の部位に発生しやすいといわれています。初期症状は皮膚が赤らむ程度ですが、時間が経過すると共に皮膚の奥深くで症状が進行するやけどです。皮膚表面に軽いやけどを負っただけのように見えても、実際は皮下組織まで損傷している可能性があります。

それでは、低温やけどの原因となりやすいものはどんなものがあるでしょうか?代表的なものでは、使い捨てカイロや湯たんぽ・電気あんかや電気毛布、ホットカーペットが挙げられます。

 

でも、寒さが続く日々、必須アイテムですよね!

大丈夫です!使い方に気をつければ低温やけどを予防することができます。 

 

使い捨てカイロ:直接肌につけない。貼るタイプのもので衣服に貼って使用しましょう。

湯たんぽ・電気あんか:寝る前に布団を温めるために使い、寝る時は布団から出しましょう。

電気毛布・ホットカーペット:低温設定でタイマー機能を使いましょう。

 

もし、低温やけどになってしまったら流水で冷やした後に、皮膚科受診をお勧めします。

 

低温やけどは、糖尿病性神経障害や血流の悪い人は足先の感覚が鈍っていることから、重症化しやすいと言われています。上記のアイテムを上手に使って寒い冬を乗り切りましょう!

また、入浴前など日々の足の観察を習慣つけ、早期発見に心がけてください。

 

日本糖尿病療養指導士/フットケア指導士/慢性腎臓病療養指導看護師 嶋貫 久美子                 

  

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