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清涼飲料水とペットボトル症候群

[2023.04.21]

こんにちは。管理栄養士の遠藤です。

 

気温が高くなると炭酸飲料などの口当たりの良い飲み物を飲みたくなる方が多くなります。

運動中のスポーツ飲料やアミノ酸飲料、朝ごはんの果物ジュースや乳酸菌飲料、仕事中の甘いカフェオレなど、糖分を含む飲み物を普段の生活で取り入れている方はたくさんいらっしゃると思います。

 

では実際にどれくらいの砂糖の摂取か考えてみましょう!(コップ1杯200mL当たり)

コーラ

22.6g(角砂糖約5.6個分)

カルピスウォーター

22g(角砂糖約5.5個分)

100%オレンジジュース

20g(角砂糖約5個分)

ポカリスエット

12.4g(角砂糖約3.1個分)

清涼飲料水に含まれる砂糖は消化吸収しやすく、急激な血糖上昇につながります。

冷たい飲み物は甘さを感じにくく、沢山の砂糖が入っています。

そのため夏場にこうした砂糖入りの飲料ばかり飲み続けてしまうと血糖値が急上昇し、ひどい場合には「ペットボトル症候群」と呼ばれる状態になってしまう可能性があります。

 

≪ペットボトル症候群とは≫

糖分が含まれている甘い清涼飲料水を大量に摂取することで血液中のブドウ糖やケトン体と呼ばれる成分が異常に高くなり、著しい喉の渇き、多尿、倦怠感、腹痛、嘔気などの症状が現れます。

ひどくなると意識が低下し、昏睡状態に陥ることもあります。

 

糖尿病の方の水分摂取は大切であるため、夏場はこまめに水分を摂るように心がけましょう。

その際には砂糖入りの飲み物ではなく、また緑茶やコーヒーには利尿作用があるため、水やカフェインを含まないお茶(麦茶など)を中心に毎日1.5Lは摂取し、脱水に注意しましょう!

 

糖尿病療養指導士/管理栄養士 遠藤

 

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