DiaMond Seminar
本日は「膵β細胞にフォーカスした2型糖尿病治療」をテーマとして開催された「DiaMond Seminar」において講演をさせて頂きました。本会は川崎医科大学総合医療センター特任部長 加来浩平先生と信州大学医学部糖尿病・内分泌代謝内科学教授 駒津光久先生に座長の労をお取り頂き、感染対策を行った上で東京台場の会場に全国から約300名の先生方が参加されました。
講演1では福岡大学医学部内分泌・糖尿病内科学教授 川浪大治先生が「合併症抑制のための糖尿病マネジメント」とのタイトルで講演され、血管合併症における慢性炎症の重要性や、合併症予防のための食事療法のポイントについてお話し頂きました。特に加工食品などにも多く含まれるリンの過剰な摂取に注意が必要という点は興味深く伺いました。
講演後には加来先生の司会のもとパネルディスカッションを行い、合併症を予防するための血糖目標値や日常診療でのβ細胞機能の評価、また最近発表されたVERIFY試験のサブ解析の結果の解釈について、会場の先生方からの質疑応答も交えて意見交換を行いました。
加来先生、駒津先生、川浪先生と、わが国を代表するエキスパートの先生方とご一緒させて頂き、糖尿病の早期治療の重要性について考えるとても刺激的な時間となりました。本日はこのような貴重な機会を頂き、誠に有難うございました。