健康自己管理アプリ「シンクヘルス」を活用した栄養相談
こんにちは。管理栄養士の木村です。
今回は当院で導入している健康自己管理アプリ「シンクヘルス」をご紹介します。
「シンクヘルス」は、デジタルヘルス企業H2(株)からリリースされている、
血糖値・血圧・体重・食事・運動などの記録を行う健康アプリです。
血糖測定器や体重計、血圧計などの医療機器と連携可能で、
測定すれば自動でアプリ上にデータ入力ができます。
当院では、「シンクヘルス」に入力されたデータを共有させていただき、
患者様、医師、看護師、管理栄養士等々がその記録を一緒に活用する
ことで、治療効果の向上に役立てています。
たとえば、栄養相談では、「シンクヘルス」に食事写真を登録していただくと、面談でお話を伺うだけでは分からない、都度の食事時間、食事内容や実際に食べている「量」や「質」がわかります。それにより、食事と体重との関連、色々な栄養素や塩分量の見積もりなどが可能となります。普段努力されているポイントや、具体的な改善点が多く発見できます。
飲酒量が多い方では、まず、飲んだお酒を写真に撮り飲酒日記として利用し、減酒が成功した方もいらっしゃいます。
また「シンクヘルス」は、1型糖尿病の方が、カーボカウントを実行する場合にも役立っています。食事写真から管理栄養士が糖質量を見積もったり、ご自身で、食品分類から食事を入力する機能を利用し、糖質量を計算する方もおられます。
連携できる血糖測定器やCGM、インスリンデバイスを利用すれば、血糖値、利用したインスリン量がアプリに自動入力され、カーボカウントが上手くいっているかどうかも、簡単にわかります。
糖尿病の方だけではなく、高血圧、脂質異常症、肥満症等、生活習慣病の改善にとても重宝されるアプリです。
是非、当院で効果を実感してください。
管理栄養士/日本糖尿病療養指導士 木村 政美
*H2(株)より
https://health2sync.com/ja/services/sync-health-app/