お餅・・・、どうやって食べよう!
お正月や1月11日の鏡開きなど、お餅を食べる機会が多い季節です。
「お餅は食べたいけれど、カロリーも高いし、血糖値も上がりやすいって聞いてるし、食べてもだいじょうぶかなぁ~。」と思っている方はいませんか?
確かにお餅は、グリセミック・インデックス(GI)という、食後血糖値の上昇度を示す指数が高い食材の1つです。でも、カロリーは、切り餅1個、約50gで120Kcalくらいです。切り餅2個でご飯150g=約240Kcalと同じくらいです。ですから、1回の食事でご飯150gの代わりに、切り餅2個程度を食べることは、問題ありません。
では、食後血糖値をなるべく上昇させないように餅2個を食べるには、どうしたらよいでしょうか?
それには、お餅だけで食べるのではなく、食物繊維や油、たん白質の多い食品を一緒に食べることがお勧めです。これらは、食べた物の消化を遅らせ、胃から腸へ送る速度を遅くし血糖値の上昇を緩やかにする作用があります。
野菜や肉類が入ったお雑煮は理にかなった食べ方です。お雑煮にも飽きた頃かと思いますので、もちピザなどはいかがでしょうか?
テフロン加工のフライパンにオリーブオイルを少量ひき、切り餅2個を入れ、柔らかくなったらフライ返しで押しつけるように焼き、ピザ生地のようにします。
トマトケチャップ、ウインナーやスライストマト、タマネギ、ピーマン、とろけるチーズをのせて蓋をして焼けば、餅ピザの出来上がりです。ゆっくり、よく噛んで食べることも大事です。
管理栄養士/日本糖尿病療養指導士/産業カウンセラー 木村政美