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夏も、冬もトマト!

[2022.01.07]

はじめまして、さいしょ糖尿病クリニック管理栄養士の木村です。これから皆様とクリニックでお会いできることを楽しみにしています。微力ではありますが、地域の皆様の健康作りのお手伝いができれば、と思っております。

 

「夏も、冬もトマト!」

夏が旬といわれるトマト、冬も栄養たっぷりでいただけることをご存じですか?

トマトには、β-カロテン、リコピン等の「カロテノイド」と呼ばれる色素の一種が豊富に含まれており、これらには全身の皮膚・粘膜を健康に保つ働きや、免疫の働きを整える作用があります。

さて、ここでクイズです。生トマト、トマトジュース、トマト水煮缶で、100g中のβ-カロテンが多い順番を予想してみてください。

答えは、「トマト水煮缶>生トマト>トマトジュース」の順番です。加工用のトマトは生食用トマトより色素が強い品種を利用しているので、β-カロテン含有量が生のトマトよりも増えています。一方トマトジュースは水分を加えるため、生のトマトや水煮缶よりもβ-カロテンの量は劣ります。

冷蔵庫の残り野菜やキノコ類を炒めてトマト缶を加えれば、簡単でビタミンたっぷりのトマトスープに、少し煮詰めて魚やお肉のソテーと合わせれば、ビタミンもたん白質もたっぷりの一品になります。

またトマトは、昆布のような「だし」として使われる食品に含まれるうまみ成分であるグルタミン酸も豊富に含んでいます。少量の塩分でもおいしく食べられ、減塩効果もあります。どうぞ、寒い冬にもトマトをお試しください。

               

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