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Hypertension Seminar in 杉並中野

[2025.03.29]

昨日開催された「Hypertension Seminar in 杉並中野」に参加させて頂きました。

本会では慶應義塾大学医学部 腎臓内分泌代謝内科のお二人の先生をお招きして講演して頂きました。講演1では専任講師 畔上 達彦先生より「腎臓内科医の視点で考える高血圧治療」というタイトルで、高血圧治療の目標値や高齢化で増加する慢性腎臓病(CKD)に対する治療戦略などについてお話し頂きました。高血圧を伴うCKDの治療に当たり、腎臓(糸球体)の状況が「Hyperfiltration」なのか「Hypoperfusion」なのか、また「塩分感受性」なのか「塩分抵抗性」なのかを考えて治療方針を決定するというお話は大変参考になりました。

講演2では准教授 木内 謙一郎先生より「高血圧診療における二次性高血圧:原発性アルドステロン症の診断と治療を中心に」というタイトルで、内分泌性高血圧の鑑別や診断のための検査のポイントなどを詳しく教えて頂きました。慶應義塾大学病院では、私の在籍していた頃より原発性アルドステロン症の診断・治療に力を入れていましたが、現在、国内でも数施設でしか行えない副腎腫瘍のラジオ波焼灼術を行っているとのお話で、より低侵襲の治療法の登場で治療の選択肢が広がっていることを感じました。

お二人の先生から高血圧についての最新の情報を教えて頂き、とても有意義な時間となりました。関係者の皆様に厚く御礼申し上げます。

250328Hypertension seminar in杉並中野  

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