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6月4日は「むし歯予防の日」

[2025.05.31]

6月4日は「むし歯予防の日」です。6月4~10日までの1週間は、厚生労働省・文部科学省・日本歯科協会などが「歯の衛生週間」を実施しています。

80歳まで20本の自分の歯を持とうという「8020運動」が提唱されていますが、残念ながら歯の寿命は50~60歳代といわれています。

歯を失う原因の1位は歯周病なので、虫歯の治療と共に歯周病の治療も大切になります。

特に歯周病は糖尿病と密接な関係があるといわれています。

歯周病になると、歯肉の中で作り出される炎症物質が血液を介してインスリンの効きを悪くしてしまいます。

また、歯を失うと柔らかい食べ物ばかりを好むようになり、栄養バランスが悪化することで血糖値に悪影響を及ぼすともいわれています。

逆に、糖尿病の改善は歯周病の症状改善に繋がることもわかってきています。

歯周病と糖尿病は悪い影響を及ぼし合うだけでなく、それぞれの病気の治療をすることで互いの病気を改善し合えることになります。

糖尿病の管理の一環として歯周病を治療するとともに再発予防に努めることが大事です。

そのためには、かかりつけ歯科医を定期受診することをお勧めします。

糖尿病手帳には歯科受診の記録も記載できますので、ぜひご活用いただきたいと思います。

 

日本糖尿病療養指導士/管理栄養士 山内

 

参考:日本臨床歯周病学会 https://www.jacp.net/perio/about/

 

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