靴は足に合っていますか?
3月に入り日差しが暖かく、吹き抜ける風にも春の香りが漂います。
これから徐々に外に出る機会も増えるのではないでしょうか。
お散歩ついでに是非ウォーキングを楽しんでみませんか?
紫外線除けの帽子、低血糖対策の糖分、脱水予防の水分・・・。
持ち物は揃いましたが、さて、大切な足に靴はフィットしているでしょうか?
持病のない方でも体重を支え続ける足には負担がかかりますが、糖尿病で血行障害や神経障害などの合併症を持つ方は、なおさら足の状態を気にかける必要があります。
足に合わない靴は、巻き爪、靴ずれ、マメ、タコ(胼胝)など足のトラブルの原因になり、そこに感染症を合併すると壊疽につながる危険性もあります。
一般的には、以下のような条件の靴が足に良いとされています。
- つま先に1センチ程度のゆとりがあり、履いた時に指の関節が靴により圧迫されていない。
- かかとの周りがしっかりしていて、歩いているときにグラつかない。
- 足の甲が靴ひもやマジックテープでしっかり固定され、足が前滑りしない。
- 靴底に自然なアーチがあり、安定感がある。
- 靴が指の付け根部分で曲がる。
どうですか?良い靴は見つけられそうですか?
また、足は夕方から夜にかけて疲れてむくみやすくなるため、靴のサイズが上がってしまうことがあります。そのため、靴を選ぶ際は、朝一番ではなく、午後3時くらいの方が丁度よいサイズを見つけやすいです。
もし判断に迷うときには、シューフィッター(靴の専門家)のいる靴屋さんを頼ってみてください。しっかり計測をしてくれます。
常日頃からご自分の足をよく観察し、これから到来する春を満喫しましょう!
看護師 道京