第69回日本透析医学会学術集会
こんにちは。看護師の嶋貫です。
6月7日~9日の3日間、第69回日本透析医学会学術集会(会長 酒井謙 先生)がパシフィコ横浜で開催され、私は、8日(土)に一般演題「スタッフ教育/チーム医療/看護体制」の座長を務めました。
このセッションでは、看護師と臨床工学技士の方々から、業務の効率化や人材育成の工夫、それぞれの職種における役割とチーム医療のあり方などの発表がありました。日々進歩する腎不全医療の中、限られた人的資源を有効、且つ効率的に活用することで質の高い医療提供を心がけている姿勢と熱意に感銘しました。
今年の6月からは「慢性腎臓病透析予防指導管理料」が新設され、保存期腎不全から透析期に至らないよう、患者さんを中心にした医療チームでの支援が求められており、腎不全領域の医療スタッフの活躍が益々期待されております。
糖尿病でも三大合併症の一つに「腎症」があります。糖尿病から透析治療が必要になるケースは少なくありません。この合併症を回避するために、日々の食事・運動に加えて薬物療法がとても重要になってきます。現在の症状や治療について何か心配なことがありましたら、遠慮なく医師や医療スタッフにご相談ください。
日本糖尿病療養指導士/慢性腎臓病療養指導看護師/フットケア指導士
嶋貫 久美子