本日開催された中野区内科医会学術講演会にて、慶應義塾大学医学部腎臓内分泌代謝内科専任講師　糖尿病先制医療センター センター長　目黒 周先生よりご講演を頂きました。座長は大学医局の後輩である私が務めさせて頂きました。

目黒先生からは「糖尿病性腎臓病克服宣言のために」というタイトルで、糖尿病性腎臓病（糖尿病関連腎臓病：DKD）の疫学にはじまり、尿中アルブミンの測定による早期発見とeGFRの経時的変化による腎不全進展予測の重要性について、そして薬物治療の3本柱であるRAS系阻害薬、SGLT2阻害薬およびMR拮抗薬の有効性・安全性について、分かりやすくご解説頂きました。参加の先生方からは多くの質問があり、明日からの診療に役立つとても有意義な時間となりました。

240529講演会