サラダを美味しく食べるコツ
身体に堪える厳しい暑さが続いていますね。
「手軽」「ひんやり」「さっぱり」といった言葉も美味しさのひとつに感じるこの時季には「サラダ」を購入したり、手作りしたりと食べる機会が増えている方も多いのではないでしょうか。
サラダに使用される野菜には、ビタミン、ミネラル、そして食後の血糖値の上昇を抑制してくれる食物繊維が含まれています。ぜひ、毎食ごと、積極的に食べていただきたいメニューのひとつです。でも、食べる量が増えると油や塩分の摂取量も多くなる、そんな傾向も合わせ持っています。
そこで今回は「サラダを美味しく食べるコツ!」をご紹介します。
(サラダの減塩の方法は「減塩のすすめ」(2023年5月13日)をご覧下さい)
サラダを食べるときには、市販のドレッシングを利用する方、あるいはオリーブオイルとレモン汁、塩で食べるよ、という方もいらっしゃると思います。どちらも少ない量の利用で美味しく食べられるといいですね。
「サラダの油の摂取量=油の付着率」という考え方があります。
サラダの油の付着率は、野菜を洗った後の処理方法、切り方や調味の方法などで変わります。
オリーブオイルとレモン汁、塩などで調味する場合は、油より水分が先に付くと油の付着率が高くなります。
「サラダを美味しく食べるコツ」は、
・ 洗った後の水切りを充分にする。(味が薄まらず、むらなく調味できます)
・ 野菜は大きめにカットする。(ドレッシング等は千切りのようにかさが大きく凹凸のある方がよく付きます)
・ 先にレモンや酢を野菜にからめ、その後油をからめる。市販のドレッシングでも、酢を先にからめておいてドレッシングを加えるとドレッシングの節約にもなります。
夏野菜が美味しい今、上手にサラダを食べましょう!
管理栄養士/東京糖尿病療養指導士 さくらんぼ
〈参考及び引用文献〉
調理のためのベーシックデータ第6版
女子栄養大学出版部